虫歯は進行が早く、少しでも痛みが出ている場合は、すでに中程度にまで進行している可能性が高いです。
またこのようなケースでは、早急に歯科クリニックで治療を受けなければいけませんが、中には受診を控えた方が良いタイミングもあります。
今回はこちらの内容について解説します。
妊娠初期
妊娠初期は赤ちゃんの器官が形成される重要な時期であり、母体のホルモンバランスも不安定で悪阻が起きやすいタイミングです。
この時期の虫歯治療は、精神的なストレスや緊張が母体に大きな負担をかけます。
現代の歯科レントゲンや局所麻酔は胎児への影響がほぼないよう配慮されていますが、安全性を最優先にするため、この時期の積極的な治療は避けるのが一般的です。
具体的には、激しい痛みがある場合の応急処置を除き、本格的な虫歯治療は母体が安定する妊娠中期まで待つことが推奨されます。
また、歯科医師に妊娠の可能性を伝えることも大切です。
この時期は無理をせず、口内のクリーニングや正しいブラッシングによる現状維持にとどめ、体調の安定を最優先にしましょう。
妊娠後期
妊娠後期に入ると、お腹が大きく膨らむため、歯科医院の診療台に仰向けで長時間横たわることが物理的に困難になります。
仰向けの姿勢を続けることで、大きくなった子宮が下大静脈を圧迫し、血圧が急激に低下してめまいや吐き気を引き起こす仰臥位低血圧症候群のリスクが高まります。
また治療中の緊張やストレスが原因で子宮収縮が促され、早産を誘発する危険性も否定できません。
この時期に強い痛みが出た場合は、体に負担のかからない楽な姿勢で応急処置を施すにとどめ、出産を無事に終えて体力が回復したタイミングで治療を再開するのが無難です。
産後は育児で忙しくなるため、可能であれば妊娠中期のうちに治療を済ませておくのが理想です。
疾患の急性期
最高血圧が180mmHgを超えるような重度の高血圧や、心筋梗塞・狭心症を発症して間もない時期は、虫歯治療を避けるべきタイミングです。
虫歯治療に伴う痛みや不安、局所麻酔薬に含まれる血管収縮剤の作用によって、治療中に血圧が急上昇したり、不整脈が引き起こされたりするリスクが非常に高くなります。
これにより、脳血管障害や心不全といった命に関わる重大な偶発症を招くおそれがあります。
まずは持病のコントロールを最優先し、血圧や心機能が一定以上のレベルで安定していることを確認した上で、歯科医師と連携しながら治療を計画する必要があります。
受診の際は、必ず現在服用している薬やお薬手帳を歯科医師に提示してください。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・妊娠初期の虫歯治療は、精神的なストレスや緊張が母体に大きな負担をかける
・妊娠後期も、お腹が大きくなったり早産のリスクが高まったりするため、治療を避けるべき
・最高血圧が180mmHgを超えるような重度の高血圧や、心筋梗塞・狭心症を発症して間もない時期は、虫歯治療を避けるべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
新潟市西区周辺やJR越後線「寺尾駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、ひらの歯科医院へお問い合わせ下さい!
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