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【新潟の歯医者】歯周病とマグネシウムの関係性について

歯周病を予防するには、適切なブラッシングにより、できる限り口内のプラークを除去し、歯周病菌の繁殖を防がなければいけません。

また、バランスの良い食生活も歯周病予防には不可欠であり、このとき摂取すべき栄養素にマグネシウムが挙げられます。

今回は、歯周病とマグネシウムの関係性について解説します。

●マグネシウムとは?

マグネシウムとは、体内で起こる300種類以上もの酵素反応や、エネルギーの産生をサポートするミネラルのことをいいます。

古代ギリシアのマグネシアという地域で採掘されたことから、こちらの名称が付きました。

また、マグネシウムは骨や歯の形成に欠かせないものであり、人間の体内に存在するマグネシウムはおよそ25gで、そのうち50~60%は骨に分布しています。

●歯周病とマグネシウムの関係性

血中のマグネシウム濃度が低下すると、生命を維持するために、骨からマグネシウムが放出されます。

その結果、大切な歯槽骨の形成を阻害することにつながります。

また、マグネシウム不足で歯槽骨が形成されないと、歯茎に十分な栄養が行き渡らず、歯茎の血行が悪くなります。

こちらは、歯周病による歯茎のダメージが悪化したり、ダメージ部分が修復されなかったりする原因になります。

このように、歯茎の健康に欠かせないのがマグネシウムであり、近年は歯周病や知覚過敏予防として、マグネシウム入りの歯磨き粉も販売されています。

●マグネシウムが多く含まれる食品

マグネシウムは、精製や加工がされていない食品に多く含まれています。

具体的には、以下のような食品です。

・魚介類、海藻類
・穀類、野菜類
・豆類、ナッツ類

マグネシウムは、肉類よりも魚介類に多く含まれています。

特に、生のカツオやクロマグロなどは含有量が多く、ワカメや海苔などの海藻もマグネシウムが豊富です。

また、マグネシウムは、米を精白するときに取り除かれる糠の部分に多く含まれるため、玄米や精白度の低い米の方が、効率的に摂取できます。

その他、マグネシウムを多く含む代表的なものとしては、アーモンドなどのナッツ類も挙げられます。

売られている状態のまま食べられるため、間食などで摂取すると良いでしょう。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・マグネシウムは、体内で起こる酵素反応やエネルギーの産生をサポートするミネラル

・血中のマグネシウム濃度が低下すると、歯槽骨の形成を阻害したり、歯茎の血行が悪くなったりする

・マグネシウムは魚介類や穀類、ナッツ類などの食品に多く含まれる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】免疫力の低下と歯周病の関係について

歯周病は、主に歯や歯茎に付着したプラークが原因で引き起こされるもので、老若男女問わず発症のリスクがあります。

また、こちらの発症には、人間の体内に存在する免疫力の強さが大きく関係しています。

ここからは、免疫力の低下と歯周病の関係を中心に解説したいと思います。

●免疫力とは?

免疫力とは、外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し、撃退する自己防衛のシステムをいいます。

免疫の仕組みは精巧にできていて、いくつもの免疫細胞が協調し合って働いています。

もし、免疫力が著しく低下したら、私たちの身体はすぐに何らかの病気にかかってしまいます。

ちなみに、免疫のシステムは15歳までにある程度出来上がり、20歳を超えると、徐々に低下し始めるとされています。

●免疫力の低下と歯周病の関係

免疫力と歯周病は、深い関係があります。

先ほども触れた通り、免疫力が低下すると、すぐに病気にかかってしまったり、体調が悪化したりしやすいです。

こちらは、全身のさまざまな部分に言えることであり、当然口の中も例外ではありません。

誰もが少なからず持っている歯周病菌の影響が、個人の免疫力を下回ると、歯茎が腫れたり、口内炎ができたり、口臭が出たりと、歯周病の症状につながりやすくなります。

また、免疫力よりも優位になり、力が強くなった歯周病菌は、歯槽骨という歯を支える骨をどんどん破壊していくため、気が付いたら重度にまで進行していることも十分にあり得ます。

●免疫力を高める方法

免疫力の低下は、歯周病の発症や悪化のリスクを高めます。

また、こちらはストレスや身体の疲れ、寝不足、季節の変わり目などによっても低下するため、日頃から意識して高めておくことが大切です。

例えば、適度な運動でストレスを解消したり、睡眠時間をしっかり取ったりすることなどは、常に心掛けるべき対策です。

また、栄養バランスの摂れた食事を心掛けることや、食事による栄養摂取が不足していると感じる場合は、免疫力を高める乳酸菌のサプリメントなどを摂取しましょう。

乳酸菌は、善玉菌を増やして腸内環境を良くし、免疫力を上昇させる効果があります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・免疫力は、外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し、撃退する自己防衛のシステム

・免疫のシステムは15歳までに出来上がり、20歳を超えると徐々に低下し始める

・歯周病菌の影響が個人の免疫力を下回ると、歯茎が腫れるなどの歯周病の症状につながる

・ストレスや睡眠不足の解消、バランスの良い栄養摂取などで免疫力は上昇する

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】歯周病予防につながる運動とはどのようなもの?

世界的にも感染者数が多い病気である歯周病には、ブラッシングや食生活など、日常生活におけるさまざまな要素が関係しています。

また、歯周病と関係のある生活習慣としては、運動も挙げられます。

ここからは、歯周病予防につながる運動や向いていない運動などについて解説したいと思います。

●歯周病予防につながる運動とは?

歯周病予防につながる運動は、簡単にいうと適度な運動です。

手軽に始められるもので言えば、ウォーキングなどが該当します。

運動をすることにより、身体の抵抗力は高まり、血行も良くなります。

一方で、運動をせずにいると、徐々に血行が悪化していき、歯茎の中を通る血管の血流にも悪影響が及びます。

また、このようにして歯茎が衰えていくと、歯周病の進行はさらに早くなってしまうため、日頃から少しずつでも運動をしておくのが大切です。

●激しい運動はあまりおすすめできない

前述の通り、歯周病予防の一環としておすすめするのは、ウォーキングなどの適度な運動です。

一方で、激しいランニングやスポーツなどについては、歯周病予防観点でいうと、あまりおすすめできません。

特に、すでに歯周病の症状が見られる方は、激しい運動をしないようにしましょう。

身体を激しく動かすことにより、全身の血行が良くなりすぎるあまり、痛みや腫れ、出血などの症状が強くなるおそれがあるからです。

ちなみに、長時間の入浴なども、同じように歯周病の症状を悪化させる可能性があるため、控えなければいけません。

●運動に潜む歯周病のリスク

適度な運動であれば、歯周病予防にある程度の効果を発揮しますが、運動そのものにも歯周病のリスクは潜んでいます。

例えば、運動をしている最中は口呼吸が増えやすくなりますが、こちらは口内の乾燥、歯周病菌の増加につながるおそれがあります。

そのため、ウォーキングなどを行う際は、適度に水分を摂取しなければいけません。

また、このとき摂取する水分は、基本的に水にすることが望ましいです。

スポーツドリンクは、大量の砂糖が含まれていることから、多く摂取することにより、歯周病や虫歯のリスクを高めてしまいます。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病予防につながる運動は、ウォーキングなどの適度な運動

・適度な運動は血行を良くし、全身の抵抗力を高める効果がある

・激しいランニングやスポーツなどの運動は、血行が良くなりすぎて歯周病の症状を悪化させることがある

・運動時の口呼吸、スポーツドリンクの摂取は歯周病のリスクを高める

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】歯周病の感染における仕組みについて

歯周病は、歯周病菌に感染することで発症する病気です。

また、こちらは感染症であることから、人から人へうつるリスクも当然ゼロではありません。

特に、生活を共にする家族同士の感染には注意が必要です。

今回は、歯周病の感染における仕組みを中心に解説したいと思います。

●歯周病感染の仕組みには2つの種類がある

歯周病の感染には、垂直感染、水平感染という2種類の仕組みがあります。

垂直感染は、親子間における感染であり、基本的には親から子への感染を指しています。

こちらは、親が使用したスプーンで、子どもに食べ物を与えたときなどに起こる感染です。

また、若年性歯周炎の原因と見られるA.a菌は、遺伝による感染の可能性が高いとされています。

一方、水平感染は、夫婦やパートナー同士で発生する感染です。

具体的には、キスなどで相手に唾液が伝わることで感染すると考えられていて、一度感染すると、その菌を駆逐することはできません。

●歯周病は空気感染するのか?

歯周病の感染が発生するのは、垂直感染の場合、先ほども触れた食器の共有などを行ったときで、水平感染の場合、スキンシップによる唾液の接触があったときです。

その他、歯ブラシを共有した場合でも、歯周病感染のリスクは高まります。

また、歯周病は感染症の一種であることから、咳やくしゃみなどによって放たれた飛沫でも感染しそうなイメージがあります。

しかし、実際は風邪などの感染症とは異なり、空気感染や飛沫感染することはありません。

そのため、家族同士が同じ空間にいるだけで、感染するということはないのです。

●歯周病感染を避けるために注意したい食事

寒い季節には、家族で鍋を囲んで食べるというケースも多いかと思いますが、歯周病感染予防の観点から、鍋はとても注意が必要な料理だと言えます。

具材を取り分ける専用のお玉、菜箸などがあれば良いですが、直箸を鍋に入れてしまうと、歯周病感染のリスクは一気に上昇します。

特に注意したいのは、高温による殺菌作用が期待できないチーズフォンデュなどの低温鍋です。

こちらを食べる際には、二度漬け禁止などのルールにより、感染対策を取ることをおすすめします。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病感染には、親子間で起こる垂直感染、夫婦やパートナー間で起こる水平感染がある

・歯周病の感染経路は食器や歯ブラシの共有、パートナー間でのスキンシップ

・風邪などの感染症とは異なり、歯周病が空気感染、飛沫感染することはない

・鍋料理を直箸で食べると、歯周病のリスクが高まるため注意が必要

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】歯周病治療の一つであるルートプレーニングについて

歯科クリニックで行われる基本的な歯周病治療は、SRPというものです。

こちらは、歯石や着色などの除去を行うスケーリングと、今回解説するルートプレーニングをあわせた歯周基本治療です。

今回は、これらのうちルートプレーニングの概要や目的、注意点などについて解説したいと思います。

●ルートプレーニングの概要

ルートプレーニングは、スケーリングが終了した後、歯根表面の汚染や軟化されたセメント質、象牙質を除去し、歯根面を硬く潤沢に仕上げる施術です。

キュレットと呼ばれる器具を使用するのが特徴で、具体的にはこちらの器具を歯茎の間から入れていき、歯根の表面の汚れた部分を一層削り取り、ツルツルの状態にします。

●ルートプレーニングの目的

ルートプレーニングが必要になるのは、主に中程度の歯周病を発症している方です。

中程度以上の歯周病では、歯茎の縁よりも下、つまり歯周ポケットの内部に溜まったプラークが歯石化していることが多くあります。

歯根面にプラークが付着すると、細菌の内毒素がセメント質に浸透し、汚染セメント質になります。

こちらがあると、歯石を除去しても歯茎が歯根の表面にくっつかず、歯周ポケットが改善しにくい状態を生み出してしまいます。

そのため、歯石を取り除いた後は、ルートプレーニングで汚染セメント質を除去し、歯肉の付着を促し、なおかつ歯根表面を滑らかな状態にして、プラークが溜まりにくい状態にする必要があります。

●ルートプレーニングの注意点

ルートプレーニングは、ある程度進行した歯周病において必要な治療ですが、いくつかの注意点があります。

まず、ルートプレーニングによって歯周組織が傷ついてしまうことにより、知覚過敏の症状や術後の痛みなどが出やすくなります。

このとき、歯肉が退縮して長く見えたり、歯と歯の隙間が広くなったりといった審美的な問題も生じます。

また、セメント質を削り落とすことにより、吸収された骨の再生は望めなくなります。

ちなみに、歯根部分に付着した見えない部分のプラークや歯石を除去するのは、とても難易度が高い処置です。

そのため、ルートプレーニングを受ける際は、実績のある歯科クリニックに依頼することをおすすめします。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ルートプレーニングは歯根表面の汚染や軟化されたセメント質、象牙質を除去し、歯根面を硬く潤沢に仕上げる施術

・中程度以上の歯周病の場合、歯周病を再発させないためにも、ルートプレーニングを受ける必要がある

・ルートプレーニングの後は、知覚過敏や痛み、歯肉の退縮などが起こる可能性がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】意外な歯周病の予防方法3選

歯周病予防の方法と言えば、ブラッシングを徹底することや、禁煙をすること、定期的に歯科クリニックで検診を受けることなどが挙げられます。

また、これら以外にも、歯周病予防のために行うべきケアは数多くあります。

今回は、その中でも意外な予防方法を3つほど紹介したいと思います。

●間食をダラダラ食べない

歯周病菌は、虫歯菌と同じく食事の糖分をエサに増殖します。

そのため、ダラダラと間食を食べることにより、歯周病菌が住みやすい環境をつくってしまいます。

また、間食と聞くと、甘いお菓子などの食べ物だけに気を遣えば良いと思いがちですが、実際は飲み物にも注意しなければいけません。

間食の後、甘い飲み物を飲んだ後は、必ず歯を磨いて歯周病予防を行ってください。

●きちんと睡眠を取る

睡眠は、日中の活動で傷付いた組織を回復させるための時間です。

睡眠不足が続くと、免疫細胞が活性化されず、身体の抵抗力が下がるため、ウイルスや細菌に感染しやすくなり、歯周病のリスクも上昇します。

また、睡眠不足は、血糖コントロールを悪くする効果もあり、こちらは糖尿病のリスクを高めます。

糖尿病と歯周病は、相互に悪影響を及ぼし合うおそれがあるため、注意してください。

ちなみに、質の良い睡眠には、ストレスを軽減させる効果があります。

そのため、リラックスする方法を工夫し、スムーズに眠りやすい環境を整えましょう。

このような睡眠習慣を見直すことは、歯周病だけでなく、他の生活習慣病の予防にもつながります。

●よく笑う

日頃忙しく、勤務先と自宅の行き来だけになっているような方は、笑う機会が減ってしまう可能性があります。

特に、独身の方は会話の機会も減り、どうしてもこのような状況に陥りやすいです。

しかし、このような状況は、歯周病予防の観点からはあまり良いことではありません。

なぜなら、よく笑うことが免疫力の向上につながるからです。

人は笑うと副交感神経が優位になります。

こちらは、身体がリラックス状態になっている証拠であり、ストレスの軽減にもつながります。

また、ストレスが軽減されると、免疫力が向上するため、必然的に細菌によって引き起こされる歯周病、さらには虫歯の予防にもつながります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ダラダラと間食を摂るのを避けることで、歯周病の予防につながる

・甘い食べ物だけでなく、甘い飲み物を飲んだ後も、必ずブラッシングを行う

・睡眠の質を向上させることも、歯周病の予防につながる

・よく笑うと免疫力が向上し、歯周病や虫歯などを予防することができる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】質の悪い睡眠が歯周病につながる理由

睡眠の質が悪くなると、高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や、各種がんにかかりやすくなる上に、記憶力や判断力、集中力なども低下します。

また、質の悪い睡眠は、歯周病の発症につながるリスクも高めます。

ここからは、こちらの主な理由について解説したいと思います。

●免疫機能の低下

人は本来、睡眠を取っている間に身体を回復させます。

具体的には、それまでにダメージを受けた細胞を修復し、免疫機能を強化させるのが、睡眠の持つ重要な役割の一つです。

しかし、睡眠不足であったり、眠りが浅かったりする状態が続くと、身体の免疫機能が低下します。

また、免疫機能が下がると、口内の細菌が増殖しやすくなり、こちらには当然歯周病菌も含まれています。

このことから、睡眠不足は歯周病のリスクを高めるとされています。

●歯ぎしり、食いしばり

睡眠の質が悪い方は、毎日きちんと寝ているにもかかわらず、ずっと眠かったり、疲れが取れていなかったりするケースが多いです。

中でも、朝起きたとき、顎の痛みや違和感がある方は、就寝中に歯ぎしりや食いしばりを行っていることで、睡眠の質を低下させている可能性があります。

このような睡眠中の歯ぎしりや食いしばりは、睡眠時ブラキシズムと呼ばれるもので、自覚がないまま行っていることも珍しくありません。

また、睡眠時ブラキシズムは、歯や顎だけでなく、歯茎にも強い負荷がかかるため、こちらが歯と歯茎の間の隙間を生み出し、プラークが溜まりやすくなったり、歯周病や虫歯の誘発や悪化につながったりすることもあります。

●睡眠時無呼吸症候群

睡眠の質が悪い方の中には、睡眠時無呼吸症候群にかかっている方もいます。

こちらは、寝ている間に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする症状であり、肥満体形の方によく見られます。

具体的には、10秒以上呼吸が止まるケースが、1時間につき5回以上発生する場合、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

また、こちらを発症している方は、脳卒中や心筋梗塞などのリスクを高めるだけでなく、口内の唾液量が減少するため、乾燥や歯周病のリスク増大にもつながります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・睡眠の質が下がると免疫機能が低下し、歯周病を発症するリスクが高まる

・睡眠中に行われる歯ぎしりや食いしばりは、歯茎に負荷を与え、間接的に歯周病のリスクを高める

・歯ぎしりや食いしばりは、虫歯の誘発や悪化にもつながる

・睡眠時無呼吸症候群の方は、口内が乾燥しやすく、歯周病の発症や悪化につながりやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】歯周病と肥満の関係性について解説します

歯周病は、歯茎をはじめとする歯周組織に悪影響を及ぼす病気として知られていますが、実はさまざまな全身の症状ともつながりがあります。

中でも、太ることは歯周病と密接に関わっています。

ここからは、歯周病と肥満の具体的な関係性を中心に解説したいと思います。

●肥満の人は歯周病になりやすい

肥満の方、特に糖尿病を患っている方は、歯周病になりやすいとされています。

こちらは、肥満体形の方の内臓脂肪に多く存在するTNF-α(腫瘍壊死因子)というものが、歯茎に限らず全身の炎症反応を活性化させることが原因とされています。

また、ある調査では、病気のない20~59歳の成人では、BMIが高いほど歯周病にかかっている割合が高いことも判明しています。

具体的には、BMI20未満の方が歯周病にかかるリスクを1とすると、BMIが高い方はリスクが1.7~3.4倍にも上ります。

●歯周病が肥満の原因になることも

肥満は歯周病や糖尿病を引き起こすリスクが高まりますが、逆に歯周病が肥満の原因になることもあります。

肥満と言えば、一般的には食べすぎによるカロリーオーバーが原因ですが、中にはそれほど食べていないにもかかわらず、太りやすいという体質の方もいます。

こちらの体質の原因はさまざまですが、その原因の一つとして歯周病が関与していることが近年明らかになりました。

具体的には、歯周病がつくりだすリポ多糖と呼ばれる内毒素が肝臓に影響し、脂質代謝異常、耐糖能異常などを引き起こし、肝臓や脂肪組織に脂肪を沈着させることで、太りやすくなるという仕組みです。

●まずは手軽な肥満対策を!

自身が肥満だと自覚している方は、まずしっかり噛んで食べることを意識しましょう。

脳にはよく噛むことにより、食べたエネルギーの量にかかわらず、少量でも満腹感を得られる仕組みが備わっています。

こちらの仕組みは脳内ヒスタミン神経系と呼ばれ、覚醒レベルや集中力、注意力をアップさせ、食欲を抑制する働きを担っています。

また、内臓脂肪を燃やす効果もあるとされているため、ぜひ実践してください。

具体的には、食事には20分以上の時間をかけ、一口につき30回奥歯で噛むのがポイントです。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・肥満の方の内臓脂肪に多く存在するTNF-αは、歯周病のリスクを高める

・歯周病がつくり出すリポ多糖という内毒素が肝臓に影響し、太りやすくなることもある

・歯周病は糖尿病のリスクも高める

・よく噛んで食べることで、満腹中枢が刺激されやすくなり、肥満対策につながる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】歯周病が末期にまで進行するとどうなる?

歯周病は“静かなる病気”とも呼ばれ、発症していることに気付かないまま、少しずつ段階を踏んで悪化していきます。

まだ軽い症状の場合、歯茎が腫れたり、軽く出血したりする程度にとどまりますが、こちらが末期にまで進行すると、果たしてどのような症状が出るようになるのでしょうか?

●歯茎や骨がボロボロになる

歯茎が歯周病菌に感染すると、奥深くまで進行していき、次第に歯周組織全体を侵食します。

こちらは、虫歯菌とは違い、歯そのものに与える影響は少ない細菌ですが、それ以外の歯周組織を破壊していくため、末期にまで進行すると、歯茎が溶けたり、顎の骨がボロボロになったりすることがあります。

もちろん、一度このような状態にまで進行すると、元に戻すのは不可能であり、一般的な歯周病治療(スケーリング、ルートプレーニングなど)でも対処するのは困難になります。

●膿が出る

冒頭でも触れたように、歯周病はほとんど自覚症状がないまま、重度にまで進行していることが多いです。

また、こちらはいつの間にか歯周ポケットを深くし、歯周病菌や歯石、プラークなどが溜まりやすい環境をつくることにつながります。

このように、歯周病によって口内が不潔な状態が続くと、身体が免疫反応として膿を出すようになります。

こちらは、歯槽膿漏と呼ばれる症状であり、膿が出ていることで痛みが増幅されるわけではありませんが、腐ったタマネギのような強烈な口臭を放つことがあります。

●歯が脱落する

歯周病が末期にまで進行すると、歯は前後左右だけでなく、上下にも動くようになります。

わかりやすく言うと、少し触れただけでグラグラになるような状態です。

また、このような状態が続くと、歯槽骨という歯茎の中の骨が溶け、歯を支える土台が完全に消滅します。

その結果、歯が抜け落ちてしまい、貴重な天然歯を失うことにつながります。

歯周病で歯を失ってしまっても、入れ歯やインプラントなどの治療を受けることにより、咀嚼機能を回復させることは可能です。

しかし、どれほど精密な人工歯であっても、天然歯を上回るほどの機能性を発揮することはできません。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病が末期にまで進行すると、歯茎が溶けたり、顎の骨がボロボロになったりする

・歯周病により、口内が不潔な状態が続くと、身体が免疫反応として膿を出すようになる

・歯周病によって生じた膿は、腐ったタマネギのような強烈な口臭を発生させる

・末期の歯周病では、歯の脱落が起こる可能性も高い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】歯周病予防として避けるべき食べ物について

歯周病は、いつの間にか発症している病気であり、一度発症すると、歯茎を完全に元の状態に戻すのは難しくなります。

そのため、日頃から予防の一環として、できることはなるべく多くしておくに越したことはありません。

今回は、歯周病予防の観点から、避けた方が良い食べ物について解説します。

●免疫力を低下させるもの

歯周病予防としてもっとも代表的なのは、やはり毎日のブラッシングです。

なぜなら、歯周病の直接的な原因は、歯や歯茎に付着したプラークであり、こちらは必ずブラッシングで落とさなければいけないからです。

また、より歯周病を徹底的に予防するのであれば、毎日の食生活にも気を遣わなければいけません。

食生活のバランスが崩れると、歯周病菌を除去するために必要な免疫力が低下し、発症や悪化のリスクは高まります。

具体的には、以下のような食品には免疫力を低下させる効果があるため、避けるようにしましょう。

・カップラーメン
・冷凍食品 など

●炎症を助長させるもの

歯周病をすでに発症している場合、歯茎は炎症を起こしている状態です。

こちらは、場合によっては目に見えて赤く腫れ上がっていることもあります。

また、こちらの炎症については、辛いものや熱いものを食べることにより、刺激を受け、よりひどくなってしまう可能性があるため、注意が必要です。

通常、辛いものや熱いものが原因で発生する歯茎の炎症程度では、そこまで痛みを感じることはありませんが、歯周病の場合、それによって歯茎を傷付けることもあるため、あまりにも辛い激辛料理や、極端に熱いスープなどは避けるべきです。

●歯周病菌を増加させるもの

どれだけ丁寧にブラッシングをし、汚れを落としていても、プラークを形成しやすいもの、つまり歯周病菌を増殖させやすい食べ物を多く摂取していると、清掃が追い付きません。

そのため、必然的に歯周病のリスクは高まります。

具体的には、以下のように粘度があってネバネバしているものや、糖を多く含むものは、毎日の食事から少しずつ減らしていくことをおすすめします。

・チョコレート
・パン
・クッキー
・キャンディー
・清涼飲料水 など

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・免疫力を低下させるカップラーメンや冷凍食品は、歯周病予防の一環として避けるべき

・激辛料理や熱いスープなどは、歯周病による歯茎の炎症を助長させてしまう可能性がある

・粘度があったり、糖を多く含んでいたりする食べ物は、歯周病の原因となるプラークを形成しやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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新潟市は越後平野の中央部、信濃川・阿賀野川の河口に位置し、古くから日本海運の拠点として栄え、江戸末期に開港5港の一つに指定された歴史のある「みなとまち」と言われています。
毎年6月に行われる新潟市の夏の風物詩として市民に親しまれている伝統行事の一つ白根大凧合戦は信濃川の支流、中ノ口川の両岸から縦7メートル、横5メートルの大凧を揚げ、空中で絡ませ川に落とし、相手の凧綱が切れるまで引き合う勇壮な世界最大スケールの大凧合戦です。2015年に新潟県の無形民俗文化財に指定された他に2014年には新潟市民文化遺産にも認定されています。
当院最寄り駅JR越後線「寺尾駅」周辺には徒歩6分程に寺尾中央公園があり、春になると3万本のチューリップで彩られチューリップの公園として市民に親しまれています。広い園内は遠足や散策の場として多くの人達で賑わい、二つあるバラ園には約50種類のバラが咲き乱れ、訪れる人々を美の世界にいざないます。
新潟市にお住まいの方、近隣に立ち寄った方も、歯やお口に関しての気になることがございましたらご気軽にご相談ください。