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【新潟の歯医者】歯周病と肥満の関係性について解説します

歯周病は、歯茎をはじめとする歯周組織に悪影響を及ぼす病気として知られていますが、実はさまざまな全身の症状ともつながりがあります。

中でも、太ることは歯周病と密接に関わっています。

ここからは、歯周病と肥満の具体的な関係性を中心に解説したいと思います。

●肥満の人は歯周病になりやすい

肥満の方、特に糖尿病を患っている方は、歯周病になりやすいとされています。

こちらは、肥満体形の方の内臓脂肪に多く存在するTNF-α(腫瘍壊死因子)というものが、歯茎に限らず全身の炎症反応を活性化させることが原因とされています。

また、ある調査では、病気のない20~59歳の成人では、BMIが高いほど歯周病にかかっている割合が高いことも判明しています。

具体的には、BMI20未満の方が歯周病にかかるリスクを1とすると、BMIが高い方はリスクが1.7~3.4倍にも上ります。

●歯周病が肥満の原因になることも

肥満は歯周病や糖尿病を引き起こすリスクが高まりますが、逆に歯周病が肥満の原因になることもあります。

肥満と言えば、一般的には食べすぎによるカロリーオーバーが原因ですが、中にはそれほど食べていないにもかかわらず、太りやすいという体質の方もいます。

こちらの体質の原因はさまざまですが、その原因の一つとして歯周病が関与していることが近年明らかになりました。

具体的には、歯周病がつくりだすリポ多糖と呼ばれる内毒素が肝臓に影響し、脂質代謝異常、耐糖能異常などを引き起こし、肝臓や脂肪組織に脂肪を沈着させることで、太りやすくなるという仕組みです。

●まずは手軽な肥満対策を!

自身が肥満だと自覚している方は、まずしっかり噛んで食べることを意識しましょう。

脳にはよく噛むことにより、食べたエネルギーの量にかかわらず、少量でも満腹感を得られる仕組みが備わっています。

こちらの仕組みは脳内ヒスタミン神経系と呼ばれ、覚醒レベルや集中力、注意力をアップさせ、食欲を抑制する働きを担っています。

また、内臓脂肪を燃やす効果もあるとされているため、ぜひ実践してください。

具体的には、食事には20分以上の時間をかけ、一口につき30回奥歯で噛むのがポイントです。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・肥満の方の内臓脂肪に多く存在するTNF-αは、歯周病のリスクを高める

・歯周病がつくり出すリポ多糖という内毒素が肝臓に影響し、太りやすくなることもある

・歯周病は糖尿病のリスクも高める

・よく噛んで食べることで、満腹中枢が刺激されやすくなり、肥満対策につながる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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